INTERVIEW
技術部 アシスタント 大原 萌
2019年入社 / 旭川本社
自分に合った仕事を探して、異業種から転職。
CADの技術を身に付けてから入社されたとか。
ホテル勤務を経て、より自分に向いた仕事を求めて転職しました。就業支援のポリテクセンターに通ってCADを勉強し、この会社へ。今は設計アシスタントとして働いています。今日の仕事は農地の区画整理の設計業務。地図から起こして描いているところです。例えば全体図の一部を拡大して見せたいときは、図だけを大きくして文字は読みやすいサイズに縮小します。図面は社内のほか官公庁の発注者さんや工事業者さん、農家さんと多くの人が見るものなので、きれいに整えて見やすく説明しやすくしているのです。
仕事はどの設計者を手伝うかで違ってきます。ほ場整備、かんがい排水、農道などその都度地区ごとの基準と見比べたり、担当者に聞いて進めます。技術者によっても重要視するポイントや傾向が異なり、先輩に「◯◯さんのはこうやるといいよ」と教えてもらって対応しています。難しいのは、完成図が理解できないとき。「過去の設計図に従って」と言われても良くわからなくて、何度も聞きながら作図するので大変です。もっと経験を積んで知識をふやしていきたいですね。会社はいい意味で上下関係がはっきりしていて、上司に言えば対応してもらえます。面倒見のいい先輩が多いので、細かいところまで指示してくれて助かっています。官公庁に納品する成果物をつくるのも、私たちアシスタントの仕事です。図面を出力してファイルし、データをDVDにまとめます。
自分のペースで仕事ができるので、ストレスが減りました。
この仕事に就いてよかったのはどんなこと?
前職はいつも相手がお客様で緊張していましたが、この仕事は仕切りのあるデスクでパソコンに向かっているので、基本個人の作業。たまに腰が痛くなりますが(笑)、急がされることもほとんどなく、気持ちよく働けています。何より、図面が整ってきれいになったのを見るのは気分がいいですね。ほめられることはあまりないけど、抜けてるところがなければ自分では基本よしとしています。
親戚に農家がいて、ときどき休みをもらって手伝いに行きます。ほ場整備の仕事を思い出して、こういうことに関わっているんだなと実感することがあります。この前など、芦別を車で走っていたら私が関わった物件に似た段々畑があったんです。「ああ、こういうふうに完成するんだ」と思いうれしくなりました。それ以来、窓の外を見るのが楽しくなりましたね。
まとめて休みが取れ、急な残業もなく、ボーナスもちゃんと(笑)。
福利厚生の面ではどうですか?
また、後輩にアドバイスがあれば。
転職してよかったのは、会社の待遇のよさもあります。残業はあらかじめ何時まで、と決めてくれるので急に帰れなくなるということはありません。休みも取りやすくライブに行ったり長い旅行も計画できます。残業手当、有給休暇、ボーナス、年度末賞与など給与体系もしっかりしています。
業界の中でも、公共事業を扱っているという安定性は強みだと思います。アシスタントは資格がなくてもできる仕事ですが、頑張って資格を取っていくのもひとつでしょう。私は今のままで満足ですが、作業ベースではもっと早く、ヌケがなくできるようにするのが目標です。